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通常、わんちゃんの肛門腺からの分泌物は自然に排泄されますが、体質や炎症などの要因で排出されずに貯留してしまうことがございます。そして、貯留していることや、炎症が起こっていることが気になってお尻をこすりつけるわんちゃんは多く見られます。また、その他の肛門周囲の問題でこすりつけることもございますので、そのようなご様子が見られましたら、受診されることをお勧めいたします。
分泌物を定期的に絞っていても、肛門腺の分泌口が炎症などで狭くなった場合などは、肛門嚢炎や破裂を引き起こすことがあります。また、短期間でも化膿を引き起こすこともあります。治療後、動物病院にて定期的に肛門腺のチェックをしていただけたらと思います。
肛門腺に炎症が起こって腫れており、簡単には絞り切れない状態にあることや、肛門腺の分泌物の性状が変わり絞りにくくなっている、といったことも考えられます。
絞り切れていない場合、徐々に肛門嚢内の貯留量が増えていき、許容量を超えると肛門嚢が破裂してしまうこともあるので、念のための受診をご提案されたではないかと思います。