鞭虫(べんちゅう)症 <犬>

概要

Overview

鞭虫症は、犬鞭虫が盲腸や結腸に寄生して腸炎を引き起こし、出血性の下痢などの症状を起こす病気です。主に犬にみられ、猫でみられることは稀だといわれています。

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
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原因

白色で5センチ前後の長さの鞭虫の成虫が盲腸や結腸に寄生することによって起こります。鞭虫が犬の体内で卵を産み、環境中に排出された糞便内の虫卵を他の犬が摂取することによって感染します。虫卵は環境中に数ヶ月から数年生存するといわれています。

症状

症状は軽症から重症までさまざまです。出血性の下痢をおこし、重度になると消化管からの蛋白喪失を起こして衰弱する場合もあります。また、低ナトリウム血症や低カリウム血症を起こすこともあり、重症になると神経症状を引き起こすこともあります。

治療

駆虫剤の投与を行います。

予防

定期的に検便を行い、早期発見・早期治療を心がけましょう。また、鞭虫の虫卵は環境中で長期間生存することが知られているため、感染した犬の便の取り扱いには十分に注意をしましょう。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
通院1回あたりの平均単価
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