網膜萎縮 <猫>

概要

Overview

眼の奥(眼底)にある光を感じる細胞が集まっている網膜が、変性して薄くなった状態を網膜萎縮といいます。症状が進行すると、失明する可能性もある病気です。

 

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

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原因

原因には遺伝的要因が関与している「先天性」と「後天性」があります。猫では先天的な網膜萎縮はまれでペルシャ猫とアビシニアンでわずかに報告があるります。大半が栄養性欠乏やタウリン欠乏による後天的な原因によって引き起こされます。例えば、猫に犬用のフードを与え続けると、タウリンが欠乏してしまい、その結果網膜全体が萎縮してしまうことがあります。

症状

初期には視力障害は起こらないため、気づかないことが多いです。しかし進行とともに症状が悪化し、夜間のみの視力障害から昼夜問わず視力障害が見られるようになり、末期になると視力が失われてしまうこともあります。また、末期になると瞳孔が散大し、光に反応しなくなります。

治療

現在のところ、網膜萎縮に有効な治療法はありません。
バランスの崩れた食事によって生じたタウリン欠乏症では、初期の段階であればタウリンの補給によって進行を止めることは可能ですが、一般的にすでに変性してしまった網膜を治すことはできません。

予防

猫の日常の行動チェックとともに、バランスのとれた食事を心がけ、猫の普段の食事にドッグフードなどは与えないようにしましょう。

病気のデータ

Disease data

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