骨折 <猫>

概要

Overview

骨折とは骨の外傷のことで、外からの力により骨の連絡が一部または全部絶たれている状態をいいます。猫の骨折は、多くの場合、交通事故や落下事故等によって引き起こされ、このような場合、骨折だけでなく内臓の損傷を受けていることも多いので、早急に治療を受けることが大切です。

骨折の診療フローチャート

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原因

猫の骨折原因として最も多いのは、交通事故や落下事故によるものです。また、発症はまれですが、骨の腫瘍やホルモン疾患、栄養の偏りなどで、骨がもろくなり骨折することがあります。

症状

一般的に骨折部位は次第に腫れ、熱感をもち、痛みを伴います。また、骨折の場所によって、症状は様々です。四肢の骨折では、肢を床に着けずに歩く症状、腰部にある骨盤を骨折した場合には、排尿や排便が困難な症状、顎の骨折では摂食障害(食べることが困難な状態)などが見られます。交通事故や落下事故では、骨折のみならず内臓や頭部にも損傷を受けていることがあり、その場合、損傷を受けている部位によって様々な症状が起こります。

治療

骨折の治療法は骨折の状態や部位、猫の年齢などによって選択されます。基本的には手術を行う外科的治療と、手術を行わずにギブス固定や運動制限のみを行う方法があります。外科的治療では手術により、ピンやプレートなどの固定具を使い、骨折部位を整復します。術後、骨折部位の骨がくっつくまで安静と、運動制限が必要となります。

予防

交通事故や落下事故を防ぐことが重要です。室内においても、落下事故等が起こらないような環境づくりを心がけましょう。また、子ネコの時期の食事は栄養バランスの調った食事を与え、骨が健全に発育するようにしましょう。

病気のデータ

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