火傷(ヤケド) <猫>

概要

Overview

猫は屋内でも高いところに上れるため、暖房器具や熱湯などによる火傷がしばしば見られます。ヒトと違い全身が毛で覆われているため、皮膚の変化がわかりにくく発見が遅れることもあるので注意が必要です。

 

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

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原因

ストーブなどの暖房器具やポット、お風呂などの熱湯を浴びてしまうことが原因となる場合が多いです。特に冬場は、猫がストーブ等の前で寝ることや、コタツに入ることが原因で火傷になってしまう事故が増えます。

症状

症状が軽い火傷では、患部が赤くなる程度で、適切な処置によって数日から 1 週間程で治ります。症状が重い火傷では、患部がただれ、水泡ができ、皮膚の表面がはがれ痛みを伴い、しばしば食欲の低下もみられます。さらに体の広範囲にわたって重度の火傷をした場合には命にも関わってきます。
また、火傷の直後は皮膚の状態が悪くなくても、数日後に急に皮膚が変色してくるなど時間が経過してから症状が現れることがありますので、火傷の可能性があるときには 1 週間程度猫の様子を見てあげることが大切です。

治療

火傷をした患部は温度が高くなっているので、まず患部を濡れたタオルや水などで冷やす必要があります。家庭でも、猫が火傷をしたらまず体を冷やし、早急に動物病院で診察を受けましょう。動物病院では通常猫の体を冷やすとともに、抗生物質や抗炎症剤等症状にあわせて内科的治療を行ないます。広範囲な火傷により脱水がある場合には、点滴治療を行なうこともあります。

予防

冬場などお部屋に暖房器具があるときには、猫がそばに近づかないよう囲いを設ける等工夫をし、また、飼い主さんが留守の時には、暖房器具を切るなど注意をしましょう。また、猫が台所やお風呂場に行かないよう注意し、火傷をした可能性がある場合には、患部を冷やし早急に動物病院で診察を受けましょう。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
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みなさんからのコメント

Comment
はーぼう
2021-12-27 07:20:18
うちの、バニラは、やけどでは、ないけど、電気ストーブに、近づき過ぎて、毛が、少し焦げてしまいました。びっくりしましたが、表面だけでしたから、大丈夫でした。

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