そ嚢炎 <鳥>

概要

Overview

そ嚢は、鳥に特有な消化器官で、食道の中間部が袋状になり食物を蓄えたり、食物に水分を加え軟らかくしたりする消化器官です。そ嚢炎はさまざまな原因によりそ嚢内に炎症が起こる病気です。

 

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原因

そ嚢炎の発症には細菌や真菌(カンジダ、メガバクテリアなど)、原虫(トリコモナス、ジアルジアなど)が原因となることが多いようです。この他にも腫瘍や不適切な食餌、異物、結石、アトニー(そ嚢の筋肉の緊張が弱くなったり無くなった状態)が原因となることもあります。また、そ嚢に隣接している甲状腺の肥大に因って、二次的に食道が圧迫されることによって起こることもあります。

症状

主に、吐出(食べた物を吐き出すこと)、あくび、食欲不振等が見られます。鳥が吐出している場合には、頭部やくちばし周辺の羽毛が吐出物や粘液で汚れていることが多く見られます。

治療

細菌には抗生物質、真菌には抗真菌剤、原虫には抗原虫薬等を用いた内科的治療を行ないます。腫瘍や異物、結石などが原因の場合には、外科的治療が施される場合もあります。

予防

細菌や真菌によって起こることが多いため、鳥のケージは適度な温度を保ち、清潔にするようにしましょう。また、飲み水についても、毎日新鮮なものに取り替えましょう。 鳥に炭水化物などが多めな食事(お米やパンなど)を与えることは、そ嚢内で発酵してしまい、炎症を起こす可能性があるため、控えましょう。また、上記のような症状がみられた場合は早めに通院をしましょう。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
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