飛節びらん <うさぎ>

概要

Overview

飛節びらんとは、うさぎの肢の裏の皮膚が炎症を起こし、ただれてしまう(びらん)病気です。うさぎは、一般的に犬や猫のように肢の裏にクッションとなる肉球がないため、多くのウサギがこの病気にかかります。「ソアホック」や「足底潰瘍」と呼ばれることもあります。

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

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原因

飛節びらんの原因としては、次のようなものが挙げられます。
・肥満のため、肢の裏にかかる負重が大きくなっている
・運動ができず、一箇所でじっとしているため
・高齢の場合や生まれつき皮膚が弱いため
・ケージの床材が金属などのウサギの足裏が刺激を受けやすい素材や形状であるため
・床が湿っていたり不衛生になっていたりするため
・ストレスがあり、常に足裏の毛を舐めているため

症状

軽度では、肢の裏に脱毛や赤み、発疹などの症状が見られますが、細菌などの二次感染が起こると重症になり、皮膚の深部までおかされたり潰瘍や膿瘍ができてしまったりすることがあります。この状態になると、痛みのために跛行や食欲不振などの症状が起こることもあります。

治療

抗生剤や消炎剤の投与を行います。また、肥満が原因で症状がある場合には体重管理を行ったり、床材を軟らかく清潔なものに変えるなどの環境を整えます。

予防

きちんと体重管理を行い、肥満にならないようにしましよう。また、うさぎが生活している床材はワラや乾草など柔らかいものを敷き、清潔に保つことが重要です。うさぎの肢の裏をこまめにチェックしていただき、上記のような症状がある場合には早めに通院し、重症にならないように気をつけましょう。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
通院1回あたりの平均単価
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