カプノサイトファーガ感染症 <犬>

概要

Overview

カプノサイトファーガ感染症は、犬や猫の口腔内に常在するカプノサイトファーガ・カニモルサスという細菌を原因とする感染症です。犬や猫に咬まれたりひっかかれたりすることで人に感染します。

基礎疾患があったり免疫力が低下していたりすると重症化し、死亡することもあることが報告されて一時話題になりました。

犬や猫に咬まれたりひっかかれたりした事故の発生数全体に比べると、この病気の発症を報告されている数はわずかであるため、この病気の発症自体は稀であると考えられていますが、高齢の方や基礎疾患のある方など、免疫力の低下している方では注意が必要です。

 

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

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原因

カプノサイトファーガ・カニモルサス(Capnocytophaga canimorsus)という、犬や猫の口腔内に常在する細菌です。

予防

犬や猫を触った後は、手洗いやうがいをしっかり行いましょう。

口腔内に常在する細菌ですので、「顔をなめさせる」、「キスをする」などの過度のスキンシップは避けるようにしましょう。咬まれたりひっかかれたりした後に、発熱、頭痛、腹痛、吐き気などの体調の変化が見られた場合には、早期に医療機関を受診し、その旨を医師に伝えるようにしましょう。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
通院1回あたりの平均単価
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みなさんからのコメント

Comment
アニコム獣医師・渡邉
2020-03-02 11:41:46
>もれす様
現時点では、ワンちゃん、ネコちゃんから見つかっている細菌で、うさぎさんから見つかったという報告はありません。ただ、今後うさぎさんなど他のどうぶつさんから見つかる可能性も否定は出来ません。
また、私たちと同じように、どうぶつさんも色々な細菌を持っておりますので、日頃から、どうぶつさんとの過度のふれあいは避け、触れあった後などは手洗いなどを確実に行っていただければと思います。
もれす
2020-02-28 22:28:23
うさぎにも存在する菌ですか?
アニコム獣医師・兵藤
2020-02-04 17:25:18
>さな様
ワンちゃんの口腔内に存在する菌によって感染するので、口などの粘膜や傷口をなめられたりした場合には感染してしまう可能性があります。
さな
2020-02-03 18:30:02
なめられた時も感染しますか??

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