ワンちゃんの食事(1) <必要な栄養について>

適切な栄養と食事量が大切!

ワンちゃんの身体では日々、古い細胞が新しい細胞に代わり、血液や骨が新しく作られ続けています。また、ワンちゃんの身体を動かし、身体機能を働かせるためにはエネルギーが必要となります。身体を動かし、機能させ、また新しく身体の一部を作り働かせるために、適切で適量な食事を摂取することが大変重要です。


栄養素とはどうぶつが生きるために体内に取り込み利用するものです。
炭水化物・蛋白質・脂肪・ミネラル・ビタミン類の 5 つに分類され、この中で特に前者の 3 種を三大栄養素といいます。また水も大変重要な働きを担っており、これらに加えて考えられることもあります。ワンちゃんはヒトとの生活の中で雑食化してきたどうぶつですが、もともとは肉食動物だったので、蛋白質ではヒトの約4倍、カルシウムでは約24倍が必要だといわれています。
またカルシウムとリンとの摂取バランスが重要であり、比率が2〜1.1からあまり外れないようにするのが望ましいと言われているように、栄養素同士のバランスも重要です。


また、子犬ちゃんはヒトと比べて約 12 倍の速さで成長しますので、成長の速度に相応しいエネルギーや栄養素が必要です。ワンちゃんのライフステージにおける必要量の違いや避妊去勢前後の必要エネルギー量の相違(避妊去勢手術後は手術後よりも代謝エネルギー量が減るため太りやすくなる傾向にあります)、運動量などによっても適切なエネルギー量が異なってきます。飼い主さんはワンちゃんが健康な身体を維持するためにどのような栄養とエネルギーを摂取させてあげるのが適切なのかを、動物病院で相談をするなどして把握をする必要があります。
なお、ビタミンAのような脂溶性ビタミンなど、過剰に摂取することで健康に悪影響を及ぼすものもありますので注意が必要です。

 

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