猫の心の成長に大切な社会化期について

社会化期って何?

どうぶつが環境に興味を持ったり、周囲のヒトやどうぶつとの社会的な関係を築くのに、一生の中でもっとも適した時期が社会化期だといわれています。感受期とも呼ばれることからも分かるように、社会化に高い感受性を持っている時期とされています。群れの単位で生活をするワンちゃんの社会化期は有名ですが、猫にも社会化期があるのです。ただ、犬の社会化期に比べて、猫の社会化期は生後2週目ごろから約8週目ごろまでと早い時期であることと短いことが特徴です。

子猫にとってこの時期は、嗅覚、視覚、聴覚が発達し活発に動き始め、自分のグルーミングも出来るようになる時期です。目に映るすべての物が子猫にとって冒険の対象であり、興味のあるものなのでしょう。猫がこの時期にどれだけ他の猫やヒトと接触した体験を持つかによって、成猫になったときの行動が大きく変わってくるといわれています。猫にとっての早すぎる離乳は将来の攻撃行動を引き起こす素因となるともいわれているので、やむを得ない場合を除いて離乳の時期には気をつけてあげましょう。

 

 

どんな体験をさせてあげればいいの?

 

 

・できるだけたくさんのヒトと接して、ヒトは怖くないと教えてあげる。
・ご家族以外のヒトの手からフードを与えてもらう。
・ヒトが来ると面白いことがあると思わせるために、飼い主さんのお友達などに動くものなど、猫が喜ぶオモチャを使って遊んでもらう。
・病気を持っていないことが分かっているワクチン接種が終わった猫が身近にいたら、最初はケージ越しなどから会わせて慣らしてあげる。

 

 

注意することは?

 

 

この時期に怖い体験をしてしまうと、生涯においてその体験が尾をひいてしまうこともあるので、注意をしましょう。

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