鳥さんの保温については種によって異なります。例えばオカメインコの適温は25℃から30℃くらいです。鳥さんは原産国や生活環境への慣れなどにより、適切な環境が異なりますので、それぞれの鳥に適した防寒対策をしてあげましょう。特に若い鳥さんやシニアの鳥、病気であったり産卵を控えていたりした場合は充分な注意が必要です。
注意をしてあげたいこと
【たっぷりの食事とお水】
「空を飛ぶこと」に相応しい大きなエネルギーを得るため、鳥さんの体温は多くの哺乳類に比べて高く、40℃から43.5℃くらいです。この体温を維持するためには、食べることが大変重要です。たっぷりの食事を用意してあげましょう。お水を切らさないようにすることも大切です。
【適度な室温を湿度を保つ】
「鳥さんのケージにすきま風が入らないようにする」「乾燥しすぎないようにする」「一日のうちの温度差が生まれないようにする」などに注意しましょう。
鳥さんが寒いときは、身体を膨らまして体温の放出を防ごうとをしようとします。このような様子が見られたら、加温してあげましょう。 保温・加温のときに注意をする点ですが、必ず空気の通り道を作ること、ヒーターの温度が上がり過ぎないように調節すること、またヒーターに直接登って鳥さんが火傷しないように気配りをしてあげましょう。
また、暖かい空気は高いところに上がります。人間の目線より高いところにケージをおくようにしましょう。
【日光の恩恵を受ける】
この季節になると陽射しの有難さを実感しますが、鳥さんにもお天気のいい日には日光浴をさせてあげましょう。
【窓の開け閉め時】
喚気のときや日光浴のためベランダなどに鳥さんのケージを動かすときに、ほんの隙間をぬって逃げてしまうことがあります。喚気のときは窓から鳥さんが逃げてしまわないように気をつけましょう。 ケージをベランダに出す時はケージの留め金などが外れないように事前のチェックを忘れないでくださいね。