ネコちゃんの歴史・種・習性について知ろう

歴史

私達のそばにいるネコちゃんの先祖は、どこにたどり着くのでしょうか?
アジアとかヨーロッパあたりが思い浮かびますか?? 実は、アフリカなのです。
アフリカに生息していたリビアネコが先祖なのです。

今から4,000年ほど前、アフリカのリビアネコが大切な農作物をネズミや野うさぎの被害から守るために、古代エジプトに連れて行かれ、とても大切にされました。肉食のネコちゃんは、ネズミは  捕まえても穀物を食べることはないので大変、ヒトに歓迎されたのです。またエジプトでは王侯貴族たちの大切なペットとしても育てられました。そして後に、ネコちゃんは多産であることから、種族繁栄・お産の神としてあがめられるようになり、インド・中国・ヨーロッパに広がったと考えられています。 

ヒトの愛情をふんだんと受けて大切にされているネコちゃんですが、今から数百年前の中世で、「悪魔の使い」として人々に虐待されるという受難の時代を過ごしたこともありました。 しかしイギリスの偉大な科学者ニュートンが、あるいはイギリスの女王がネコちゃんを飼っていることなどが広がったことなどを通して、ネコちゃんを嫌うという習慣が次第に変わっていったようです。

 

 

 

ネコちゃんを分類学上でみてみると「哺乳綱・ネコ目・ネコ亜目」となり、ライオンやトラ・熊・パンダも同じ種に属します。
ワンちゃんは純血種が多いのに対して、ネコちゃんはワンちゃんの1/3程度で、純血種はたいへん少ないのです。
ネコちゃんに雑種が多いのは外を自由に歩き回り、交配の時期になると見知らぬネコちゃん同士が自由恋愛をするというライフスタイルの結果なのかもしれませんね。

 

 

習性

 

ネコちゃんはご存知の通り、単独で狩りをして孤独を愛する単独生活者です。たとえ飼い主さんであっても必要以上に触られることは好みません。このような習性を持つネコちゃんですから、ヒトのほうから積極的に働きかけるよりも、要求されたらそれに応えるほうが、ネコちゃんにとっては好ましいようです。何かをさせようとしたり、逆に何かをやめさせようとして強く叱ったり押さえつけようとしても、ネコちゃんは決して言うことを聞きません。ネコちゃんは強制されることを極端に嫌い、自分の意思でしか物事をやろうとしないところがあるのです。

また、ネコちゃんは屋内だけの生活には満足せず、外を好む子が多く、夜になると近所のネコちゃんが集まるネコちゃんの集会がみられることもあります。しかしながら外に出ることで病気をもらってきてしまったり交通事故に遭ってしまったりするリスクもあります。

ネコちゃんの行動範囲をご家庭の中だけに限定している飼い主さんも多いようですが、ネコちゃんはもともと狩猟動物であり、狩り以外のときは無駄なエネルギーを消耗しないように静かな生活を送ることを好みます。
彼らは飼い主さんのライフスタイルにあわせることが可能であり、その範囲内で自分の好みで1日の行動スケジュールを決める柔軟性を持っているので、屋内だけの生活でも快適に過ごすことができるのです。

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