鳥の特徴は、空を飛翔できること、卵生であること、体に羽毛を持つこと、歯がないことなどです。もちろん飛ぶことをやめた鳥達もいますが、もとは飛べる種から発生したと考えられています。それでは、鳥の身体の不思議さと素晴らしさについて調べてみましょう!
鳥が飛ぶためには、どのような工夫がされているの?
鳥は前肢が翼に変わり、羽ばたくための胸の筋肉がたいへん発達しています。
飛ぶための有利さゆえに軽量化をはかり、骨が軽く丈夫です。また、鳥には体に「気のう」という肺に接している空気を含んだ袋状の器官があるのですが、この「気のう」を伸縮させることにより空気の流れを作り出し、呼吸機能を調節したり、体内の熱を放散させます。
羽毛が保温性と防水性に長けている点も重要なポイントですが、羽毛もまた、飛ぶための役割を担っています。羽毛のうち、翼を構成して飛翔のために用いられる羽が風切羽ですが、この風切羽の形をさまざまに変え、組み合わせることにより、それぞれの鳥の飛翔法に合わせて空を羽ばたきます。
鳥は翼により揚力と推進力を得て飛翔しますが、気流や気温差などを上手につかって、効率よく飛び続けることができます。また、飛びながら遠くの獲物を見定めたり、危険を察知するために、鳥は視覚がたいへん発達しています。視覚も広く、色の感覚も発達しているといわれています。
鳥の子育て
鳥の生活と飛翔とは、切っても切れない関係にありますが、飛ぶためには少しでも軽く体重を増やさないでいる必要があります。このため、なるべく妊娠期間が短くすむ卵生が鳥にとって有利だったのではないかと考えられています。鳥が卵を温めて愛情深く育てる姿は微笑ましい限りですが、ヒナがかえるまでの日数は卵の大きさに比例することが知られています。
羽づくろいの秘密
鳥は頻繁に羽づくろいをします。 羽づくろいをすることで、羽の形状を整え、付け根の尾脂腺から脂をとり、羽毛に塗りつけることで防水性や耐久性を高めています。また、よごれや寄生虫を取り除き、換羽を促進する効果もあります。鳥は羽を膨らませることが多いのですが、この行動は体温を維持しようとする場合に多く見られるます。鳥が、このように羽を膨らませている様子を見かけたら、身体を温めてあげるために環境を暖かくしてあげましょう。
くちばしのいろいろ
鳥の中には、さまざまな食性や採食方法を持つものがいます。太いくちばしは固い殻から木の実を取り出すのに適しているかもしれませんし、円錐形のくちばしは草から小さな種をつまみだすのに適しているのかもしれません。くちばしの形状は鳥の習性を物語るものでもあるのですね。
鳥は、どのようにして食べ物を砕くの?
鳥には歯がないのですが、砂のう(筋胃)という鳥類特有の消化器官を持っています。食べ物といっしょに小石を飲み込み、砂のうを収縮させることで食物を細かくするのです。つまり砂のうの役割が歯のかわりでもあるのですね。
体温
鳥の体温は一般に多くの哺乳類より高く、40〜42度の範囲にありますが、これは、空を飛ぶという激しい運動を可能とするために、大きなエネルギーが必要であるからなのです。哺乳類と同様、自分自身の体で熱を生産し体温調節をする恒温動物である鳥ですが、飛ぶ行為などのため、体が小さい割には熱放散の割合が大きく、かつ高い体温を維持する必要があるのです。したがって鳥はいつも食べているかのように、エネルギーを常に補給する必要があるのですね。
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嘔吐を繰り返していたことから、環境の変化によるストレスだけでなく、細菌・ウイルス・寄生虫感染等の感染症、食道炎、そ嚢炎、異物誤飲、肝臓病等の内臓疾患、中毒等、死因には様々な原因が考えられ、死因を断定することはできかねます。
また、野鳥の保護・飼育は法律で禁止されています。次回以降、保護された場合は餌や水は与えず、お住まいの都道府県の担当機関にご連絡ください。
皮膚に痒み、赤み、脱羽がある場合は細菌・ウイルス・寄生虫感染による皮膚炎等の原因が考えられます。ダニ等の寄生虫に関しては種類によっては肉眼で見えなかったり、時間帯によっては鶏から離れていて気付かないこともあるため、原因特定には診察・検査が必要となります。
鳥類を診察している病院であれば鶏も診察している場合があるので、電話等で病院さんに直接お問い合わせください。
2日前から首のあたりと目の周りを物凄く痒がるような仕草をして、ひとしきり足で掻いたら、最後に爪をグーっと突き刺すようにします。首の未熟な羽が数本裂けてました
目の周りと首の辺りが少し赤く腫れ、掻き傷が出来てます
全身チェックしましたが、ダニは見当たらず、一緒に寝ている他の子は痒がりませんし、夜眠れているようで、日中に数回痒がる以外は、今まで通りで、便も良好です。