急性湿性皮膚炎(ホットスポット)

概要

Overview

急性に進行する湿り気のある化膿性皮膚炎です。アレルギーや外傷などが原因となり、強いかゆみや痛みを伴います。

 

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原因

高温多湿な環境や、被毛が密な犬で起こりやすいといわれています。

他にもアレルギーやノミなどの寄生虫、外傷、虫刺されが原因となることがあります。

症状

急性湿性皮膚炎を起こすと膿や滲出液が発生してジュクジュクとした見た目になります。これらの液体が被毛に付着してマット状になって炎症を起こした皮膚に張り付きます。強いかゆみや、炎症が強い場合には痛みが出ることがあり、皮膚炎を起こした場所を舐めたりかじったりする症状がみられることがあります。炎症がひどい場所は被毛が抜け、そこで初めて気づく場合もあります。

このような見た目の変化と症状から気づかれることが多いです。

治療

ジュクジュクとした環境の中で細菌の二次感染を起こしていることが多く、周囲の皮膚へ広がりやすいため、炎症を起こしている部分を清潔にする必要があります。バリカンなどで炎症部位の被毛を刈って皮膚を露出させ、皮膚を水などで洗浄し、表面の膿や汚れを落とします。皮膚の状態によっては消毒液または抗菌作用のあるシャンプーでの洗浄を行うこともあります。

これに加えて、お薬での治療を行います。二次感染に対して抗生物質、炎症、かゆみに対して抗炎症薬やステロイドのお薬が使われることが多いです。

予防

皮膚が湿った状態が長く続くとかかりやすい病気なので、そのような状態を避けることである程度防ぐことができます。被毛が長い子は短くカットする、こまめにブラッシングをするなどして皮膚の通気が良い状態を保つようにしましょう。また、シャンプーの後や、プールや川で遊んだ後に十分に被毛を乾かさないで発症することが良くみられます。身体が濡れてしまった場合はしっかりと乾かすように心がけましょう。

病気のデータ

Disease data

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