猫のマラセチア皮膚炎・外耳炎はどんな症状がでる?治療法は?原因はなに?

概要

Overview

「マラセチア」は、健康なネコちゃんの皮膚や外耳道等に常在している菌(酵母様真菌)の一種です。過剰に増えると、皮膚が脂っぽくなったり、赤みやかゆみを示したりします。

アトピーや食事アレルギー、内分泌障害、角化異常、代謝異常等の基礎疾患がある時などに、マラセチアの過剰な増殖が起こると言われています。

 

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原因

皮膚や外耳道等の常在菌である「マラセチア」が過剰に増殖することによって起こる病気です。ネコちゃんでは、マラセチア皮膚炎よりも、外耳炎の発症が多いようです。

症状

マラセチア外耳炎では、茶色~黒っぽい耳垢や独特な異臭のほか、外耳道の肥厚がみられます。
強いかゆみにより、患部を掻き続けることで皮膚を傷つけ、二次的に細菌感染を起こすこともあります。

治療

マラセチア外耳炎では、耳洗浄や抗真菌薬(点耳薬・内服薬)の投与を行います。かゆみが強い場合は抗炎症剤を使う場合もあります。

また、基礎疾患がある場合には、過剰に増殖することがあるため、適切な治療が必要です。

治療期間は病状や基礎疾患によってさまざまで、数週間で症状が改善する場合もあれば、何度もくり返し発症したり、改善がみられにくかったりすることもあります。

予防

マラセチアは皮脂の分泌が多い体質や、皮膚のバリア機構が低下している場合のほか、高温多湿の環境で増えやすいため、定期的な耳掃除や皮膚・被毛を衛生的に保つ等を心がけましょう。

病気のデータ

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