黄疸 <犬>

概要

Overview

胆汁色素であるビリルビンの過剰産生あるいは排泄低下により、血液中のビリルビンが増加して、皮膚や粘膜、血清などが黄染することを黄疸といいます。ビリルビン増加の原因となる疾患を特定し、治療にあたることが肝要です。

 

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

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原因

ビリルビンは、赤血球中の血色素(ヘモグロビン)が分解されたときに生じ、肝臓で処理された後、胆汁とともに胆嚢に貯蔵され、腸管内に排泄されます。その後、腸内細菌によって分解され、便や尿とともに体外に排出されます。
寄生虫や伝染性の病気、自己免疫疾患等により一度にたくさんの赤血球が壊れ(溶血)、 ビリルビンが過剰に産生されると黄疸が現れます。また、肝臓の機能低下やビリルビンの 排泄経路の障害、胆管の閉塞によっても発現します。

症状

皮膚や粘膜の黄染が特徴的です。目の白目の部分や歯茎、被毛の薄い部分の皮膚などに認められます。また、尿の色が濃い黄色になることもあります。元気消失、食欲不振、貧血などの他の症状を伴うことがあります。

治療

血液検査などにより、黄疸の原因となる病気を見極め、その治療にあたります。

予防

普段から犬の様子をよく観察することで、早期発見・早期治療につとめましょう。
変化や異常に気がついたら、速やかにかかりつけの動物病院さんを受診なさってください。

病気のデータ

Disease data

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みなさんからのコメント

Comment
ゆったん
2021-06-03 09:32:25
急に毛の色が変わりました。
18歳チワワです。
アニコム獣医師・田中
2020-07-28 14:19:20
>ねる様
糖尿病の他に肝臓が悪く黄疸がある場合、インスリン注射と同時に肝臓の治療も実施します。自宅治療の場合は肝臓保護剤や代謝改善薬、胆汁排泄の薬などを処方されることがありますが、入院の場合は点滴に肝臓の薬を混ぜたり、院内で投薬して下さることもあります。治療方法は様々ですので、かかりつけの先生ともご相談ください。
ネル
2020-07-28 01:31:48
マルチーズ11歳4ヶ月まえからインシュリンその四ヶ月後G p T2321 AL P2744 TB i L1.2
黄疸と食欲なしで入院
ねる
2020-07-28 01:24:28
糖尿病でインシュリン打ち出し肝臓数値悪くなりG PT2321 AL P2744
黄疸出て入院しました
TB i L1.2です
インシュリン打ち出し4ヶ月めです
何か治療方ないのですか?

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