白内障 <フェレット>

概要

Overview

目には水晶体と呼ばれるカメラのレンズと同じ役目をする器官があります。水晶体は正常な状態では透明ですが、白内障はこの水晶体の一部もしくは全部が何らかの原因で変性し、白く濁ってしまう病気です。

白内障の診療フローチャート
 

白内障<フェレット>

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

お近くの動物病院をお探しの方はこちらアニコム損保動物病院検索サイト

原因

白内障には加齢とともに発症する「老年性白内障」や、若齢のうちに発症する「若年性白内障」などがあります。一般的に、「老年性白内障」は加齢が原因となり、高齢のフェレットで症状が現れますが、進行の程度はさまざまです。「若年性白内障」は1歳ぐらいまでに症状が現れ、遺伝的な素因があるといわれています。また、その他の要因として、古いフードを与えたり、ビタミン類やタンパク質の欠乏などの食事に関連する場合や、炎症や代謝障害、中毒等が原因で発症する場合などもあるようです。

症状

白内障が進行すると、水晶体の白く濁る程度が強くなり、視覚障害が出てきます。

治療

遺伝的な若年性白内障以外の場合、点眼薬など内科的治療により、病気自体の進行を遅らせることができるといわれています。また不適切な食事が原因の場合は、食事の改善を行います。白内障の根本的な治療にはヒトや犬では外科的治療法がありますが、フェレットでは一般的には行われていません。

予防

早期発見により、薬で病気自体の進行や症状の発現を遅らせることができますので、定期的な健康診断を受けることが大切です。ご自宅では、フェレットの目の色・行動異常などのチェックをこまめに行ないましょう。黒目の部分が白い、視覚障害に伴う行動異常などの気になる症状が見られる場合は、早めに動物病院にご通院ください。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
通院1回あたりの平均単価
他の動物種のデータを見る

病気のデータ

他の動物種のデータを見る

コメントを書く

※20文字以内で入力してください
※200文字以内で入力してください
画像
最大3ファイル / 64 MB 制限 / 許可されたタイプ: png gif jpg jpeg

アニコム損害保険株式会社

アニコム損害保険は、ペット保険を通じて、飼い主様の涙を減らし笑顔を生み出す保険会社を目指しています。

保険金支払データの分析を通じ、どうぶつがケガをしない、 病気にならないための情報の提供など、予防促進に取り組んでまいります。