異物誤飲 <フェレット>

概要

Overview

フェレットは好奇心が旺盛で、身の周りのものをかじる習性があるため、飼い主さんが思ってもみないものを食べてしまうことがあります。特に若齢のフェレットは、色々なものを誤って飲み込んでしまうことが多く、異物誤飲をしてしまった場合に、その異物の種類によっては命に関わることもありますので注意が必要です。

 

消化管異物誤飲

 

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

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原因

【異物誤飲の原因となりやすいもの】
身の回りにあるおもちゃ、タオル、スポンジ、プラスチック類などが多いようです。

症状

誤飲したものの種類や量、フェレットの体格や体質によって、現われる症状や症状が発現するまでの時間、重症度が異なりますが、誤食後に時間が経過してしまうと、治療が困難になる場合や症状が重くなる場合があり、場合によっては死に至ることもあるので注意が必要です。
誤食の症状は様々ですが、一般的に嘔吐や下痢、流涎(よだれ)、腹痛、食欲不振、元気消失などの症状がみられることが多いようです。

治療

触診、エコー検査、レントゲン(X線)検査などで診断を行います。異物の種類によってはレントゲンに写らないものや写りにくいものもあり、判明が難しい場合がありますが、このような場合や腸閉塞などを疑う場合にはバリウム検査を行います。検査の結果により、便と一緒に異物の排泄を待つ場合もありますが、異物の種類や状態によっては早急に処置が必要なこともあります。
処置の方法としては、催吐処置(異物を嘔吐させる処置)などがありますが、多くの場合、胃や腸を切開する外科手術を行います。治療法については摂取した異物の種類や量、摂取後経過している時間によっても異なりますので、かかりつけの動物病院とよくご相談ください。

予防

お家では普段からフェレットが届く場所に飲み込みそうな物や興味を示しそうな物を置かないことが大切です。また、ケージからフェレットを出して遊ばせるときは、飼い主さんがきちんと監視をしましょう。フェレットが何か口にくわえていたり、誤食につながることが懸念される場合には、すぐに取り除きましょう。
万が一、フェレットが異物を飲み込んでしまった場合には、早急に動物病院に通院することをお勧めします。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
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