破傷風 <フェレット>

概要

Overview

細菌感染によって起こる人獣共通感染症の一つです。原因菌である破傷風菌から産生されるテタノスパスミンという毒素が神経を障害し、さまざまな病態を引き起こします。

原因

クロストリジウム属に属する破傷風菌が感染の原因です。破傷風菌は広く自然界に見られ、土壌病(※)の原因となります。おもに創傷や手術の後の傷などから感染が起こります。
※土壌中に存在する病原体に感染して発症する疾病の総称です。

症状

潜伏期間は数日から2週間程度であることが多いといわれています。
咀嚼(そしゃく)困難や、四肢など全身の骨格筋に強直性(きょうちょくせい)の痙攣(※)が起こり、振動や音、光などの刺激に強く反応します。
※筋肉の異常な痙攣が長く続いて起こる緊張性の痙攣(けいれん)が、強直性の痙攣です。

治療

抗生物質の投与や毒素を中和するための抗毒素血清の使用、あるいは対症療法として  鎮静薬などを投与することもあります。

予防

怪我をした後には適切な手当てをすることが大切です。
また、野山で遊ぶ際にはワンちゃんの手足に傷口が無いかどうかを確認するようにしましょう。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
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