お散歩をする目的
お散歩をする目的としては「運動」や「排泄」などがあげられますが、それ以外にも外の環境に触れることは社会性を身につける意味でも重要なものであるといわれています。
超小型の犬ですと、運動量は室内の運動で十分といわれていますが、お散歩の距離や頻度、ペースを、それぞれの犬やご家族で調節し、外の環境に触れ、刺激を受けるためにもぜひお散歩に出かけてみましょう。
ヒトの場合でもお天気の良い日など外に出たときにグーッと伸びをして深呼吸をしたくなるように、犬も外の空気に触れたり、景色を見たりすると気分転換ができます。
また、他の犬との触れ合いで犬同士の情報交換を行ったり、五感を使ったりするため、心身ともにリフレッシュできることがあります。老齢の犬ですと、筋肉の衰え防止はもちろんのこと、歩くことにより新陳代謝が良くなり、健康維持に役立つともいわれています。
また、お散歩で一緒に歩くことによって、犬が飼い主さんを頼もしく感じ、信頼関係が深まることにもつながります。お散歩は犬と生活する上で、たくさんのことを一緒に経験できる大切な機会です。是非楽しい時間にしたいものですね。
お散歩デビューに向けて
ワクチン接種が終わったら、かわいい子犬と外に出かけたくなりますね。
ただ、突然見たことの無い世界に飛び出すと、飼い主さんだけでなく子犬も緊張します。また首輪やリードをつけることに初めのうちは違和感を感じることもあるでしょう。
まずは、お散歩デビューに向けて、家の中での練習から始めてみましょう。
「首輪がとっても良く似合うよ」
犬が初めて首輪をつけるときには、「何が起こるのだろう」と緊張して抵抗するかもしれません。飼い主さんからすれば「何だか可哀想」と思ってしまうかもしれませんが、首輪は犬の命を守り、飼い主さんと犬との生活を守ってくれることさえある大切なものです。
飼い主さんが「付けるのが当たり前」という表情を犬に見せることが大切です。
首輪をつけた姿を「素敵だね」「よく似合うね」とうんとほめてあげましょう。首輪を付けたら、犬と大好きなオモチャで遊んであげましょう。首輪と楽しいこととの関連付けをすることで首輪のことを好ましく思うようになります。
「リードがついていると楽しいことがあるよ」
リードをつけて急に外に出るのではなく、お家の中でリードを付けた状態で遊んでみましょう。
大好きなオモチャを使って大好きな場所で過ごす楽しい時間です。だんだん慣れてきたら、抱っこをしてお家の周りを散策してもよいでしょう。外にいくことはとても楽しいという記憶をたくさん作ってあげましょう。
※ワクチン接種が全回終わっていないまだ小さい犬の場合は、接種が終わって獣医さんの許可が出てからのお散歩開始となりますが、直接地面や他の犬と接するのではなく、抱っこやキャリーバッグに入れた状態での散策は、社会化を促すためにはむしろ重要だといわれています。抱っこをして、いろんな物やヒト、動物、音、匂いを感じさせてあげましょう。
お散歩デビュー
首輪とリードに充分慣れて飼い主さんと楽しく歩けるようになり、ワクチン接種が終わってかかりつけの先生の許可がでたら、お散歩デビュー本番です。
まずは、お家の前で反応を見てみましょう
ウキウキと楽しそうにしていたら、少し歩いてみましょう。
もし怖がっている様子であれば、楽しげに声をかけたり、お気に入りのおもちゃなどで誘導したりしながら、少しだけ場所を移動してみましょう。
お散歩デビューは、首輪とリードが付いている状態で飼い主さんと楽しい時間を過ごすことが、第一の目的になります。楽しい気分で一緒に楽しみましょう。
お散歩バッグに何をいれよう
・ ビニール袋 ・ ティッシュ ・ ペットボトルの水 ・ ボールやオモチャ ・ ウェットティッシュ
・ 予備のリード ・ おやつ ・ 携帯用水のみ容器
などを必要に応じて選択してくださいね。
お外で排泄をしたらウンチを持ち帰り自宅で処理することは、飼い主さんのマナーとして浸透していますが、オシッコも家の外でさせてはいけないと条例で決められている地域があるのはご存知でしょうか? オシッコをしたらトイレシートで吸い取ったうえで、水で流して跡を残さないようにしましょう。また、マーキングや排泄についても飼い主さんがしてもいい場所を教えてあげましょう。
最初は友好的に見えても、やっぱり
吠えて、しっぽを振りながらの場合も。気持ちがわかりません。