拾い食い(2) <犬>

口の中のものを「出せ」

お家の中にはワンちゃんが口にしてはいけないものがたくさんあります。
またお散歩の途中の拾い食いで口に入れてしまったときなど、ワンちゃんの口にしてしまったものを「出せ」と指示する状況は多いものです。
しかしながら、ワンちゃんは口の中のものを無理やり出そうと飼い主さんがすればするほど、むきになって飲み込もうとしてしまうものです。
日頃から「お口の中のものを出すと良いことがあるんだ」という経験をさせておく必要があります。また、「出せ」という指示語が、「お口の中のものを出すこと」であることを教えてあげましょう。

 

 

練習方法

 

 

噛むおもちゃなど遊んでいる最中に、飼い主さんは「出せ」などという言葉とともに、口に入っている物を出させます。(ご家族で指示する言葉を必ず統一してください)

初めてその言葉を耳にするワンちゃんは出すはずもありませんが、もっと魅力的なおもちゃでワンちゃんの気を引くなどして、口からおもちゃを出させます。

口からおもちゃが出る瞬間に、「出せ」という号令を再度かけ、おもちゃが口から離れた瞬間に、たっぷりとほめてください。
ほめた後、飼い主さんの手にある魅力的なおもちゃを噛ませてあげ、一緒に遊びます。
主導権が飼い主さんにあることをきちんとワンちゃんに伝えるためにも、飼い主さんのペースでスタートをして、飼い主さんのペースで終了です。
練習を繰り返すことで、日頃から「お口の中のものを出すと良いことがある」ということや、「出せ」という指示語と「口の中のものを出すこと」との関連性を教えることができます。またこの練習を通して、口の中のものに対する執着心を軽減していきましょう。

 

 

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