ブラッシング <猫>

 

目はキラキラと輝き幸せそうな表情、リズミカルな足取り、健康的で艶々した被毛・・・
猫の健康状態を計るバロメーターの一つに被毛の状態があります。被毛の状態は遺伝や栄養状態、健康状態を反映しますが、反対にブラッシングなどの外側からのケアが猫の健康促進にもなるのです。

 

 

病気の予防になるの?

 

 

1.皮膚病予防
抜けた毛がそのまま残っていると皮膚が蒸れてしまうなどして、皮膚病の原因になることがあります。抜けた毛をきれいに取り除いてあげましょう。また、ブラッシングの時に皮膚の状態をチェックすることは、皮膚病の早期発見にもなります!


2.毛球症予防
毛づくろいを頻繁にすると毛をたくさん飲み込んでしまうことになりますので、お腹の中に毛をためこんでしまう毛球症の原因にもなります。毛球症は嘔吐や胃腸障害の原因にもなります。しっかりとブラッシングをして、必要のない毛を取り除いてあげましょう。

3.ノミ・ダニ寄生の発見
春になり暖かくなるとノミ・マダニの活動が活発になってきます。ブラッシングでノミ・マダニ等の寄生を発見できることがあります。なお、ノミ・マダニ予防には動物病院さんで処方してもらえる予防薬がもっとも効果的です。

4.心と体の健康促進
ブラッシングを通して飼い主様とゆったりとしたコミュニケーションの時間を持つことは、猫の心の栄養にもなります。また、ブラッシングは体の血行をよくする働きもあります。

長毛種の猫は毛玉やもつれ毛ができやすく、毎日の手入れが欠かせません。殊に冬場から春にかけては細かい綿毛状の毛が抜け落ちてしまい根元でからまることが多いので、クシが通りにくくなります。ていねいにお手入れをしてあげましょう。まんべんなく体全体にクシやブラシをかけて、わきの下や後ろ足の間などの毛玉ができやすい場所は念入りに行います。

短毛種の猫にはやわらかいブラシを使うのが良いでしょう。細かい毛がまわりに散ってしまうときには霧吹きで被毛を湿らせたり、濡らしたタオルで体をふいたりして、毛に湿り気を与えてからブラッシングするとやり易くなります。

特に空気が乾燥する冬場のブラッシングは、静電気が発生して頭を悩ませますが、ブラッシングする前に濡れタオルで体を湿らせておくと静電気の発生が防げます。
※被毛の流れに逆らって、毛を逆立てると猫は嫌がるので、被毛の流れに沿ってブラッシングをしてあげましょう。

 

 

ブラッシングの嫌いな子は?

 

 

決して無理をしないようにしましょう。また痛い思いをさせてしまうことが後々のトラウマにつながってしまうこともあります。優しく声をかけてあげながら、最初は手ぐし程度から、様子を見ながら少しずつ慣らしていきましょう。

ブラッシングの時間を猫にとっての「心地良いひと時」にしてあげましょう。褒めてあげたりごほうびをあげたりしながらブラッシングをすることで、猫はブラッシングをしてもらうことと楽しいこと、気持ちのよいことを関連付けて覚えることができます。

 

 

シャンプー<猫>へ続く

 

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