楽しくお出かけをしよう <車編>

 

「家族みんなで自然の中で過ごしたい」、「楽しい思いを作ろう!」、「実家の家族にウチの子を見せたい」・・・最近ではペットと一緒にお出かけを楽しむ人たちを多く見かけます。お出かけ好きに育てるには、慣れることが肝心!!お出かけについての注意点などをご案内します。

楽しくお出かけをしよう!」

 

車に慣らそう!

 

車に乗るのが好きな子、嫌いな子、それぞれですが、好き嫌いには以前、車に乗ったときの記憶が鍵になっていることがあるようです。車好きにするには、「車に乗ること」と「楽しい記憶」が結びつくような記憶を少しずつ作っていくことが重要です。「車の中って、何かいい感じ・・・」というイメージづけからスタートです。

最初はエンジンのかかっていない車の中で、大好きなオモチャなどで、好きな遊びをさせてあげることから始めてみましょう。 優しく声をかけたり、体をなでたりしてしながら、落ち着いていられたら、うんと褒めてあげてください。ご褒美をあげても良いですね。

「車の中って何だかいいところ」というイメージ付けをしてあげることが大切なのは、どの子も同じです。 環境の変化に敏感なタイプのどうぶつさんには、いつも使っているタオルやオモチャなど安心できるものを用意してあげましょう。恐いときに逃げ込むための、大好きなキャリーバッグを傍においてあげると、より安心できるかもしれませんね。

さあ、楽しみながら練習しましょう!次の日には車の中にいる時間を少し増やして、5分、10分・・・と徐々に延ばしていきます。 楽しいお出かけを目指して、少しずつ慣らしていきましょう。

 

ご近所のドライブから始めよう!

 

「車に乗ると、楽しいことが待っているんだ」、そんな記憶を作っていきます。
車内にだんだん慣れてきたら、実際にエンジンをかけて車を走らせてみます。
ただし、初めは近くの馴染みの公園から・・・。ボールなどで遊んだり、一緒に寝転んだり、うんと楽しい時間を過ごさせてあげてください。飼い主さんもいっしょに楽しむことで、どうぶつさんの気持ちをよりリラックスさせることに繋がり、プラスのイメージが伝わりやすくなります。どうぶつさんたちの様子を見ながら、ドライブの時間と距離を少しずつ延ばしていきましょう。

 

車内での過ごし方

 

(1)気分転換も大切!
だんだん車での移動に慣れてきて、「車に乗ると楽しいことが待っていること」が分かるようになると、遠出も出来るようになります。1〜2時間おきに、こまめに休憩をとるようにしましょう。車から降りて、付近を軽く歩かせたり、お水を飲ませたりして、リフレッシュする時間をつくると良いですね。

(2)迷子、事故防止は万全に!
・サービスエリアや休憩所、ちょっと小路にはいっての散策なども楽しいものですが、知らないところで何か驚くようなことに出遭うと、とんでもない行動をするのは、犬、猫、うさぎ、フェレット、みな同じです。散策するときには必ずリードを、また首輪には迷子札や鑑札をつけておきましょう。キャリーバッグを上手く利用してくださいね。
また、車の中にいるときも、開けてある窓から出て、突然車外に出てしまったり、飼い主さんの車外への出入りの際に飛び出して事故が起きたり、知らないところで迷子になったりすることにも要注意です。ドアロックはしっかり閉め、窓を開けるときもどうぶつの顔が出ない程度にして、脱走や転落防止には充分すぎる注意を払ってあげましょう。

・ドライブ中、犬を車内で自由にしておくと、運転の邪魔をしたり、カーブや急ブレーキで体をぶつけたりして、大変、危険です。キャリーバッグやクレートに入れたり、シートベルトなどで固定したりしておけば、さらに安心です。キャリーバッグなどを使わない場合は、必ずリードでつないでおくなどをすると、安全で安心なドライブを楽しめますね!キャリーバッグから出すときには必ずドアや窓を完全に閉めておきましょう。

(3)車酔いをさせないために!
乗り物酔いは、体で感じた動きと、眼から入る情報と内耳の平衡感覚との間にずれが生じて、脳内でうまくかみ合わないために起こるといわれています。ヒトと同じく車に酔うか酔わないかについては個体差が大きく、また種によっても違います。犬は比較的に車酔いをしやすいようです。次に酔いやすいのは、猫です。一方、うさぎ、フェレットは比較的、乗り物に強いようです。また、ヒトと同じように乗り物酔いには心理的な影響もあるようですから、過去も車に酔ったことがあるどうぶつは、「車に乗ること=気持ち悪い思いをする」と思ってしまいがちです。できるだけ快適な環境を用意して、無理をさせないようにしましょう。

・車の中を自由にさせていると、危ないだけではなく、体が安定しません。キャリーバッグやクレートなどに入れるようにすると、どうぶつたちの体を安定させて乗り物酔いを防ぐ効果があるようです。もちろん、お母さんの腕の中でゆったりとすると安心して眠らせてあげてもいいですね。

・食事後、時間を空けないで車に乗せると、車酔いしやすくなるようです。食べ物の消化に要する時間は、個体差もありますが、どうぶつはヒトよりも長いといわれています。車に乗せる前は食事の時間を調節しましょう!

・口を開けてしきりにあくびをしたり、よだれを流したり、そわそわと落ち着きなく動いたり、心細げに鳴いたりするのが、車酔いの兆候です。「酔い始めたかな、」と思ったら、車を停めて、車外でリラックスさえてあげましょう。リードを付けて少し歩かせてあげるといいですね。飼い主さんは、車によって心細くなっているどうぶつの様子に戸惑ってしまいますが、頼もしそうな笑顔で「大丈夫だよ」と声をかけてあげましょう。酔って吐いてしまっても絶対に叱らないでくださいね。

・車中の臭いが原因で気分が悪くなることもあります。走行中は多少窓を少し開けて自然の風を入れて、車内の空気が流れるようにすると良いでしょう。

・静電気なども気分が悪くなる原因として考えられています。静電気防止スプレーなどで静電気を抑えるなどの工夫をしてあげても良いでしょう。

・どうぶつ用の酔い止め薬があります。獣医さんとよく相談して処方してもらうと良いですね。

※コメント欄は、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
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