猫の気持ち

猫の気持ちはしっぽの動きが鍵!?

マイペースで独自の世界観を持っている猫だからこそ、その行動を見ているだけで、癒されている方は多いことでしょう。そんな猫の動きの中でも、しっぽの動きは上下左右と色々な動きがあるので、見ていて飽きることはありませんね。

猫の魅力の1つである可愛らしいしっぽの動きですが、このしっぽの動きには猫のさまざまな気持ちが込められています。
先祖は単独で狩りをして暮らしていたといわれる猫は、相手に気持ちを伝える機会が少なかったので感情表情が乏しいともいわれていますが、ちゃんと表現する力は持っています。猫のしっぽの動きに込められた気持ちを知り、絆を深めて最高のパートナーになりましょう。

どんな気持ち?
それでは、さっそく猫のしっぽの動きとその気持ちについて、考えてみましょう。

 

 

しっぽを上にピンと立てているとき

 

 

甘えたい気持ちや、嬉しい気持ちの現れといわれています。遊んでもらっているとき、何かをしてほしいとき、飼い主さんが帰ってきて「おかえり」と嬉しそうにあいさつをするときなど、このようなしぐさになることがあります。
もともとは子猫がお母さん猫に近づくときに、存在をアピールするためによく行うしぐさですが、成猫同士でも行うことがあります。これは、自らのしっぽを立てて「ここにいるよ!」と存在をアピールすることにより敵意がないことを表し、「こんにちは」という友好的な気持ちを相手に伝えるためといわれています。
飼い主さんに対して、しっぽをピンと立てて近づいてくる場合は、子猫の気分に戻って甘えているのもあるかもしれませんので、コミュニケーションをとる絶好のチャンスです。
近づいてきたら、名前を呼んであげたり、体をなでてあげたりしましょう。

 

 

しっぽの先をピクピク動かす

 

 

小さな動きですが、このしぐさも猫の気持ちを表わしています。
しっぽの先を動かすのは何か気になることがある時のサインで、その意味は状況によって変わってきます。例えば、獲物を見つけて気になっている時や、何か考えことをしている時、困ったなぁと思っている時などに、しっぽの先をピクピクと動かすことが多いようです。
また、寝ている猫の近くを飼い主さんが通ったり、近づいたり、声をかけたときには「今、寝てるので、そっとしておいてね」と、思っているのかもしれませんね。

 

 

しっぽをゆっくりと振っている

 

 

猫は、「何して遊ぼうかなぁ」「お昼寝しようかなぁ」など考え事をしているときに、しっぽをゆっくりと大きく振るようです。そっと見守ってあげましょう。

 

 

パタパタとしっぽを早く振っている

 

 

猫を抱っこしていると、最初はご機嫌だったのに、だんだんしっぽを大きく振り出し、なでられていた手に、突然「がぶっ!」とかみついてくることはありませんか?
最初は抱っこをされている状態を気持ち良く感じていても、だんだん拘束されていると感じ、我慢の限界がきて噛みつくことがあるようです。
しっぽの動きをみて、程よいタイミングで抱っこから離してあげたり、いつでも猫の意思で抱っこの状態から逃れられるようにしてあげたりすると良いでしょう。
また、猫が床を叩くように、パタパタとしっぽを振るイライラのサインを察知し、無理強いせずに、そっとしておきましょう。

 

 

しっぽが、だらんと垂れ下がっている

 

 

イタズラをして飼い主さんに怒られたときなど、猫がしょんぼり落ち込んでいる気分のときには、その気持ちを表すかのように、しっぽもだらりと垂れ下がっています。
なお、体調が悪いときにもしっぽがだらんとすることもありますので、いつもと様子がちがうときには、かかりつけの獣医師に相談をしましょう。

 

 

猫の仕草

 

 

猫が甘えたい時は「ニャー、ニャー」
子猫が母親を呼ぶ時の声を、猫は大人になってもします。
飼い主さんに甘えたい時やおねだりしたい時によくする泣き声です。

 

 

寝転がる

 

 

猫が飼い主の前でおなかを出して寝転がるのは猫が飼い主さんを信頼している証なのです。猫がご機嫌なときにする仕草ですから、軽くおなかをなでてあげたりして少しでも猫の相手をしてあげましょう。

 

 

ゴロロとのどを鳴らす

 

 

猫が喜んでいる行動の一つですが、この行動の元となるのは、子猫が母親の猫に「お乳をちゃんと飲んでいるよ」という事を伝える為の鳴き声が元だといわれています。

 

 

ペロペロと飼い主さんなめてくる

 

 

猫がペロペロとなめてくる事がありますが、これは猫の愛情表現です、猫の気持ちがいろいろ込められています。ペロペロなめてくる行動は、元はといえば、お母さん猫が自分の子供だと分かるようにするため、子猫をなめて匂い付けをする行動だといわれています。

 

 

猫がすり寄ってくるとき

 

 

猫が飼い主さんに体をすり寄せてくるのは、飼い主さんを信頼して、飼い主さんを独り占めしてしまいたい時や嬉しい気持ちを伝えたい時にする行動です。

 

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みなさんからのコメント

Comment
猫侍
2020-01-11 13:12:36
猫侍の最後の方で、首に紐を結ばれるシーン
しっぽの先がピクピク動いてました
ほっといてくれって思ってたとしたらちょっと面白いですね

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