肺炎 <犬>

概要

Overview

肺炎とは肺に炎症を起こす病気のことで、ウィルスや細菌などによる呼吸器感染症の悪化や、異物などの誤飲によっておこります。重症になると死に至ることもあるため注意が必要です。

肺炎の診療フローチャート

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

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原因

子犬の場合、細菌、ウイルス、真菌などの感染によって多くの場合発症します。肺炎を起こす代表的なウイルス感染症の中には犬ジステンパーウイルス感染症があります。感染症の他には、アレルギーなどが原因の場合や、異物の誤飲、刺激性のガスや薬品などを吸い込んで肺炎を起こすこともあります。

症状

咳や発熱、呼吸が荒くなる、食欲がなくなる等の症状が見られますが、重症になると呼吸困難がみられ、特に仔犬は症状が重くなります。犬がこのような状態になったときに、無理に運動をさせたり興奮させたりすると、ひどい呼吸困難をおこして倒れたりすることがありますので注意をしましょう。

治療

抗生物質の投与などによる内科的治療を行ないます。呼吸困難を起こしている場合には、酸素室での酸素吸入が必要となってきます。肺炎は、他の呼吸器疾患と比べて症状が重く、犬が亡くなってしまう可能性もあるため、一刻も早く治療を受ける必要があります。

予防

犬ジステンパーウイルス感染症や犬アデノウイルス2型感染症などが原因となるウィルス感染症に対してはワクチンの予防接種を行います。また、重症にならないよう、早期発見、早期治療を行うことが重要です。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
通院1回あたりの平均単価
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みなさんからのコメント

Comment
10歳のチワワ
2021-09-23 01:28:43
10歳半のチワワです。数日前から1日1回程えづいていましたが、老犬にありがち?食べ物を戻す?感じのえづき方でしたので様子見しました。前日まで元気でしたが急にハァハァと息が荒くなりを繰り返したので暑いのかな?でもおかしいなと病院へ駆け込みました。病院へ向かう道中から喘息のようなゴロゴロする息づかいにかわりチアノーゼも出て来ました。すぐに重度の肺炎との事で酸素室へ即入院。その日の深夜に亡くなりました。
ウメ
2021-07-06 15:57:32
12歳9ヶ月のコーギーが肺炎でした、カハァっカハァとたびたびえづいていたのですが加齢のためだろうと、サインを見逃し続けてました。ある時、ご飯も水も受け付けてなくなり緊急で病院にかかったところ、肺が白く血中の酸素の濃度がかなり低いと診断してもらい入院しました。入院2日目に様態は急変し息を引き取りまし。判断を誤ったことがいまでも悔やまれます。

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