ケンカ傷 <犬>

概要

Overview

犬同士のケンカによる傷口は小さくても奥深くまで損傷していることが多く、数日経過してから飼い主さんが傷の存在に気がつくこともあります。また、ケンカで顔の周囲をかまれることが多く、眼などに傷を負うこともあるので注意が必要です。

※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

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原因

お散歩中やドッグランなどでの犬同士のトラブルや複数の犬が同居している場合(多頭飼い)などで、犬同士のケンカが起こってしまう場合があります。外の環境では縄張り意識からくるケンカが多く、また多頭飼いの場合には、嫉妬や順位の決定等が原因でケンカすることがあります。

症状

傷口からの出血・熱感・腫れ・痛み等が症状として現れます。また、犬の犬歯は鋭いため、皮膚の奥まで到達することがあり、傷口から細菌が感染することにより数日後に患部が腫れて膿の排出がみられることがありますが、飼い主さんがこの時点になり犬の傷に気がつくことがあります。眼に傷を負った場合は、角膜炎や結膜炎を起こすこともあり、また負った傷の程度によっては痛みや食欲の低下、発熱、元気消失などの症状がみられることがあります。

治療

浅い傷であれば、消毒や外用薬で治療します。しかし、犬同士の咬傷は深い場合や細菌の感染を伴う場合が多く、消毒等とあわせて抗生物質や抗炎症薬の投与などを行なうことも多いようです。また、皮膚が大きく裂けてしまったり、傷口が広範囲な場合には、外科的に縫合を行なったりすることもあります。

予防

犬がケンカをする機会を減らすことが予防となります。男の子の犬には去勢手術をすると、ある程度は縄張り争いの本能や行動範囲を制限することが出来ます。また、犬のお散歩時など外の環境に出るときにはしっかりとリードをつけて、いざという時の他の犬とのトラブルを回避しましょう。

病気のデータ

Disease data

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