前立腺癌 <犬>

概要

Overview

前立腺にできる腫瘍の中で最も多くみられるのが前立腺癌で、男の子の老齢犬で多く発生する悪性の腫瘍です。多くの場合、腰骨下リンパ節や骨盤、腰椎等に転移します。

※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

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原因

ヒトの場合、精巣から分泌されるホルモンが深く関与しているとされていますが、犬の場合は原因が不明です。また、去勢と前立腺癌の発生の関連性ははっきりとわかっていませんが、罹患犬の半数近くは去勢済みであるとの報告もあります。

症状

腫瘍による物理的な圧迫があるため、しぶり、排便困難、排尿困難、疼痛などがおこります。また、骨転移による歩行異常や体重減少などの症状もみられます。前立腺の肥大に伴って、尿路が塞がれてしまう尿路閉塞を伴うこともあります。

治療

多くの場合、外科療法を行います。また、化学療法、ホルモン療法や放射線療法などを組み合わせて行う場合もあります。悪性度が非常に高いため、いずれの場合も予後が不良であることが多いといわれています。

予防

発症原因が分からないため、発症自体を予防することは困難です。早期発見による早期治療が重要となりますので、定期的に検診を行い、ご自宅でも排尿や排便の様子についてチェックをしましょう。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
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