概要
Overviewエンセファリトゾーン症は、エンセファリトゾーンという原虫によって起こる病気です。脳障害を起こすことから、家兎脳灰白炎(かとのうはいはくえん)とも呼ばれることもあり、うさぎ以外にもマウス、モルモット、ヒトなど多くの哺乳類に寄生しますが、うさぎへの寄生が最も多いようです。
※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。
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原因
この病気はエンセファリトゾーン・カニキュリという原虫によって起こります。感染したうさぎの尿中に排泄されたエンセファリトゾーンを口から摂取することによって、他のうさぎに感染します。
症状
感染しているうさぎの場合でも、症状があらわれない不顕性感染のことも多いといわれています。症状が発現する場合には、斜頚、旋回、痙攣、部分的な麻痺、眼振などの中枢神経障害を示す症状があらわれます。その他にも白内障、沈うつ、食欲不振、成長不良などの様々な症状を示すことが知られています。
治療
フェンベンダゾールというエンセファリトゾーン駆除薬を使いますが、この薬には骨髄抑制など血球の減少を起こす副作用があることが知られているため、投薬前や投薬後に血液検査で血球数などを調べていくことなども重要です。また、脳炎の進行を抑えるため、ステロイド剤の投与を行うこともあります。治療を行なった場合でも斜頸や麻痺等の後遺症が残ることもしばしばみられます。
予防
エンセファリトゾーン症に感染しているうさぎは、他のうさぎに感染しないように隔離することが必要です。特に尿などの始末に注意しましょう。また、早期発見・早期治療が重要となりますので、上述のような症状がみられた場合は早めの通院をすることが重要です。
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若齢のウサギさんが突然倒れ、呼吸と心拍が停止する場合ですが、なんらかの中枢性疾患や神経疾患、心臓などの循環器疾患や呼吸器系疾患などがあります。ただ、実際にウサギさんを診察しているわけではないため、確実なことはお伝え出来かねております。詳細に関しましては、病院の先生にお問い合わせいただきますようお願いします。
こんにちは。昨日から頭を良く振っているということですね。エンセファリトゾーン症以外にも、耳に炎症があったりするとそのような様子が見られる場合がございます。環境変化によるストレスが原因かは分かりかねますが、糞が小さくなった気もするとのことですので、一度動物病院を受診されると良いかと思います!
ありがとうございます。