ポカポカと暖かい陽だまりを上手に捜しては日向ぼっこをするネコちゃん。本当に癒されますね。
ネコちゃんはアフリカの砂漠出身ですので、寒さが苦手です。特に短毛種のネコちゃんには寒さに弱い傾向が見られます。なお、室内で飼育しているネコちゃんに推奨されている環境は湿度が30%から70%、室温18℃〜23℃くらいと言われています。
冬の水分摂取に注意!
砂漠出身のネコちゃんは身体から出て行く水分を節約するために濃縮したオシッコを排泄します。このため水分の取り方が少なくなり、泌尿器科のトラブルが大変多いのです。その上、寒い時期は水の飲み方が不十分になりやすくなりますのでこの時期には膀胱炎や尿石症などの泌尿器科のトラブルが激増します。
この対策としては、まずはお水をたっぷりと飲ませてあげることが必要です。あまり水分を取ろうとしない猫ちゃんが多いので困ってしまいますが、部屋の何か所かに水を用意して、いつでも新鮮なお水が飲めるようにしてあげると良いですね。またフードをドライから缶詰にするのも一つの方法です。ネコちゃんの中には、「ここのお水が好き」という好みの場所を持っている子が多いようですので、好みの場所にネコちゃんがいつでも行くことができ、いつでもお水を飲める状況を作っておいてあげましょう。 他にも快適なトイレを準備して排泄をしやすくするのも大切です。トイレをいつも使いやすいようにきれいにする、トイレ付近を暖かくする、などの点にチェックしてみましょう。寒い時期に大変ですが、トイレへ至るドアは少し開けておくようにしましょう。
ネコちゃんの寒さ対策
お気に入りの場所
ネコちゃんはフワフワと暖かな場所が好きですね。お家の中に好みの場所をいち早く見つけて占拠しますので、好みにあいそうな暖かい場所を幾つか用意してあげましょう。
逃げられるようにする
お部屋を温めたり床面を温めたりする場合には、ネコちゃんが熱いと感じたときに、逃げられる場所を用意しましょう。 低温やけどにも要注意です。また、コタツに潜りこんで出てこられなくて体調を崩すことも見られますので、こたつ布団の四隅の一つはテーブルの上にかけた状態にしたり、こまめにスイッチを入れたり切ったりすると安心ですね。
ヤケドから守る
ストーブなどでやけどをすることも多いので注意が必要です。物理的にネコちゃんが近づけないように工夫すると安心です。お出かけのときなど、暖房器具をつけたままにしておくのが心配なときには、タイマーをつけておいたり、湯たんぽ代わりとして、ペットボトルにお湯を入れて、しっかりとバスタオルなどでくるんでおくと良いでしょう。
適度な湿度と換気
乾燥により呼吸器官を痛めてしまうことも多い時期です。ウイルス性疾患も乾燥している状態では伝播しやすくなります。暖房を効かせすぎてしまうとお部屋の中はカラカラになってしまいますから、湿度に留意したり、まめに部屋の喚気をするようにしてあげましょう。